トレック・マドンSL6がフルモデルチェンジしました。昨年発表され話題になったマドンSLR(Gen7)の複雑で未来的な形状のエアロフレーム、特徴的なシートチューブ部に設けられた空洞 Iso-Flowを継承しつつ、フレーム素材に500シリーズOCLVカーボンを用いることで、手の届きやすい価格を実現させました。
Iso Flowテクノロジーを採用
フレームデザインで目を引くのが、シートチューブ部に設けられた空洞です。この特徴的な空洞がIsoFlowテクノロジー。先代マドンと比較し空気抵抗となる気流の渦を軽減。空気の流れ、すなわち flow(フロー)が乱れることなく空力性を高めることが出来ます。
ブラケット幅が狭くデザインされたハンドルバー
バイクとライダーは前進するため、空力が最も影響を受けるのは気流が最初に当たる正面です。新しいマドンSL6のハンドルバーは、ブラケット取付け部の左右幅がドロップ部より狭い形状で、ライダーの空気抵抗を大幅に削減。ブラケット幅を狭くすることで、ライダーポジションが抵抗を受けにくくになり、エアロ性能が高まりました。また、ドロップポジションでは幅広なため、コントロール性を高めることができます。
500シリーズOCLVカーボン
500シリーズOCLVカーボンは、軽さと強度、そして剛性をバランスさせたカーボン素材です。OCLVとは、Optimum Compaction(超高密度圧縮)とLow Void(低空隙)の頭文字をとったもので、高品質のカーボンフレームを、均一のクオリティで製造する重大なカギとなるものです。25年以上に渡るトレックのカーボンバイク製造経験が生かされています。
すべてのOCLVカーボンバイクに生涯保証がつけられています。また、事故などでカーボンフレームが損傷した場合には、安全に走行していただけるよう、トレックオーナー限定プログラムであるCarbon Careを通して、損傷したカーボンフレーム、フォーク、またはパーツを特別価格にて交換いたします。
シマノ 105 Di2 R7100
ドライブトレインには、シマノ 105 Di2 R7100が搭載されます。Dura-AceやUltegraと共有のDi2 プラットフォーム、手に馴染むブラケット形状、コントロールしやすいな油圧ディスクブレーキを備え、Shimano 105 Di2 R7100はお求めやすい価格の次世代12速電動シフトコンポーネントです。シマノのユーザーフレンドリーなE-Tubeアプリで、お好みの変速動作を設定できます。
ボントレガー Aeolus Elite 50 カーボンホイール
ニューマドンSL6に搭載されるのは、軽量なOCLVカーボンで作られ、高さ50mmのリムを備えた、ボントレガー製のカーボンホイール Aeolus Elite(アイオロスエリート) 50です。チューブレスレディ(TLR)リムにより、チューブレスタイヤへの交換にも対応しています。
また、ボントレガーのカーボンホイールは、最初の購入者を生涯保証で守り、カーボンケアによるさらなる保証も付いています。最初の購入から2年以内のライド中にホイールを壊してしまっても、トレックが交換します。
一般的には、リムの高さが30mm→50mm→60mmと上がっていくにつれエアロ効果は高くなる反面、重量増加はもちろん、横風に煽られるリスクが増すなど、使い方はシビアになります。
最先端のロードバイクを手の届きやすい価格で
ニューマドンSL6は、最先端のエアロフレーム、定評のあるドライブトレイン、軽量なカーボンホイールなど、トレック史上最速のロードバイクMadone SLRのコンセプトを、手の届きやすい価格で実現した高性能ロードバイクです。とはいえ、気軽に買える価格ではありません。だからこそ、良いものを選びたいとお考えの方にお勧めしたいロードバイクです。