11月の営業&イベントスケジュール詳細はこちら

SDA王滝に行ってきました!

マウテンバイクを始めると必ず聞くイベントが『セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝』ですが、今までず~っと誘われておりましたが、今年ついに参加する事が出来ました!

王滝は、5月と9月の年2回の開催で、毎回多くの方が参加されており、年齢も20代~60代と幅が広く、過酷なイベントで有名な筈なのに女性の参加者も比較的多くいらっしゃいました!

まず、参加する為に選択したバイクは、安定感と走破性を考慮して『TREK FUEL EX 6 29er』にしました!
下りを楽しむ為に2015モデルの27.5インチも考えましたが、王滝以外のMTBイベントもこのバイクで行くので、29erに拘りました!
そして、サドルも含め全て初めから付いている仕様です。
その他に、予備チューブや水と補給食など参加する為に必須遂行品が主催者側からも指定されております。
IMG_1005

また、 王滝は、前日受付で前夜祭に注意事項などの説明があり、今回は、前日の説明で42kmの危険箇所の説明がありましたので、42kmで説明をキチンと聞いていた方は、余計な怪我をしなくて済んでおりました(私も前夜祭に参加出来ていれば、転ばなかったかも?)ので、なるべく前日から参加される事をお勧め致します。

当日のスタートは、100kmと120kmが6:00で42kmが7:00だったので、100kmの人達のスタートを見た後に42kmの人は、スタート地点(メイン会場から11km山の上)へ移動すれば十分間に合います。
スタート時は、明るくなっておりますが集合時間は、街灯も無く真っ暗なので、ボトルのドリンク(私は、Meitan 電解質パウダーを使用)を作るなどのスタート準備をするために灯りをご用意頂くと便利だと思います。
IMG_1007 IMG_1008 IMG_1009 IMG_1011
100kmには、弱虫ペダルの作者:渡辺航さんも参加されておりました!

100kmのスタートを見送った後は、42kmのスタート地点へ移動ですが、スタート地点までは、舗装路とは言え11kmの上りなので、余裕を持って移動しませんとスタート前に疲れてしまうので要注意です!
IMG_1018

42kmのスタート地点も狭く、早いもの順で並んでおりますので、上位を目指すのであれば、なるべく前に並ぶことが必須です!
IMG_1022 IMG_1024

そして、7:00にスタート!

IMG_1025 王滝
まずは、2kmほど舗装路を走ってからオフロードへ入っていきます!

オフロードに入ってからは、常に急な上り坂で休む事無く砂利と拳大の石のガレ場を5km以上登ります!
MTBのインナーなんていつ使うんだろう?と、思っておられた方々!
王滝の登りは、フロントインナーでリアもロー側数枚しか使いませんでした!
逆にアウターは、何の為に付いているのかと思いましたが、後程下りで使用しましたので、王滝では、大体のギアをそれなりに使用します。
IMG_1026IMG_1035
また、ドライコンディションにも関わらず、スリップしてしまう方があちらこちらで見られましたので、タイヤのチョイスと空気圧を上りと下りのバランスを考慮して調整しておく事が王滝では特に大事なのが分かります!

ようやく初めの上りを終えると少し下って、100kmと42kmの分岐点です。
IMG_1027
この分岐点では、水も用意されておりました!

ここまでの私のタイヤの空気圧の設定は、タイヤとリアサスの性能でグリップするので、リム打ちパンク対策で高めの設定だったのですが、やはり下りで少し跳ねてしまうので、空気圧を少し下げて再出発!

分岐後に少しは下りが楽しめるのかと思ったら、思いのほか早く登りだし、傾斜は、だいぶ緩くなってきましたが上り基調で進んで行ってようやく10km通過!
IMG_1038

そこからある程度登って行くと今度は下りが始まり、途中から舗装路になります。
この舗装路の下りがけっこう長く、私は、半袖半ズボンだったので、ペダルを軽いギヤで回して体を温めて寒さを凌ぎながら下りました!
そして、今回最大の難所『街灯が無く真っ暗なトンネル』が現れます!

減速してヘッドライトでトンネルの中を照らすとトンネルの奥の方に人が何人も止まっている様に見えたので、更に減速してトンネルに入って行くと、入って2秒後に突然フロントタイヤが滑り出してしまった!
体勢を立て直そうと踏ん張るもトンネル内は濡れていて、地面に縦の段差が在ったらしく、ハンドルを引き寄せてもタイヤが滑ったっままで、グリップ力が回復する気配が無かったので、諦めて転ぶ体制に入る(涙)
トンネルの壁がすぐ横だったので、少しでも体へのダメージを減らすためにトンネルの壁にハンドルを当てて横転!

直ぐに起きて、体の状態をチェックして、異常が無い事を確認してトンネルを抜け出すと同じように転ばれた方が、傷の手当てや自転車のチェックをしている。
私は、スタート時にトレックのスタッフ(現役のダウンヒラー)からデジカメをサイドポケットに入れていたので「コケてデジカメ壊さすんじゃないの?」と、ジョークを言われていた事が現実に起きてしまったので、何よりも慌ててデジカメをチェック!
セーフ!液晶に多少傷は付いていたが使用には全然問題無いので、笑われなくて済むと一安心!
そして、自転車をチェックして、何の問題も無いので、再び走り出す!

このトンネルで大会名のセルフディスカバリーアドベンチャーの意味を理解する!
今までの参加した事あるイベントであれば、トンネルの前に役員の方が立っていて、注意喚起をしいているものだが、前日に危険である事を説明しているので、人員が足りないのも理由だと思われるがそこに人員は割いておりませんでした。
※5月は、逆回りで登って進入するので、スピードが出ておらず、このトンネルはそんなに危険なポイントではございません。

少し走るとスタート地点に戻ってきて、また違う道へ抜けて行くのですが、ここまでで1/3くらいの距離を走っており、殆どが上りだった為、ここでリタイアしても全然アリだな(汗)と、思うくらい疲労しておりましたが、まだまだ、オフロードの下りを満喫出来ておりませんでしたので、更にペダルを踏み続けました!

そして、ここからは、オンロードのヒルクライムが始まります!
ここは、交通規制が掛かっていないので、たまに一般車両が物凄いエンジン音でゆっくりと私達を抜いて行きます。自転車もそんなに簡単に登れる角度ではなく、私も、今までの疲労と残り距離も考え、あまりに角度が急な所は諦めて十数年振りに自転車を降りて坂を押しましたが、押した方が速いくらいの坂だったので、再乗車も直ぐには出来ず、再乗車出来るポイントまで少し押す事になりました!
IMG_1044IMG_1045
オンロード中に渡った橋の下を流れる川は、大きな岩だらけでしたので、それだけ上流を走っているんだな~と実感!

この頃には、筋肉が限界に来ていて、心拍がそれ程上がらず、淡々と漕ぐしかない状態となっていたのですが、途中からオフロードが始まり、また山を登って行きます。
ボトルの水も無くなってきて、そろそろ背負ってきたペットボトルの水をボトルに移そうかと思っていると、42km唯一の白川の関門に到着!
IMG_1047
ここまで27kmで、この関門を越えると、後は全クラス同じコースをゴールまで残り15kmを走るだけとなり、12:00までにゴールに辿り着けばよいので、タイムアウトの心配が無くなりました。
また、水も補給出来るので、ここで擦り傷を洗わせてもらって、ウォーターボトルとペットボトルに水を補給させてもらって、関門を出発!

この関門を越えてもまだ登ります!そして、アップダウンを繰り返して、王滝名物?天然エイドステイション(水源が岩場に在り、水を手に入れる代わりに怪我をしそうだ)や『崩落危険』などのポイントを超えていくと頂上に近づくに連れて、段々周りが明るくなってきて登りがほぼ終了!
IMG_1050 IMG_1053
ここからゴールまでは、殆ど下りになるのですが、けっこう大きめの石や新しく敷き詰めたらしき砂利がかなり滑るらしいのですが、Fuel EX 29erは、同じラインを通ってもそんな事は無かったので、オフロード初心者でも非常に安心して下りを楽しむことが出来ました!
※一緒に参加されていたGENE BIKESの竹内さんは、27.5インチで後輪を滑らせながら下って行ったそうなので、やはり私にはまだ27.5インチは、早いのかな?

そして、王滝の山の中を走ること3時間45分でゴール!
IMG_1055IMG_1056
そして、ゴール後の渡辺さん!
オフロードを100km走ってきてこの笑顔!参加の度にタイムを更新されているそうです!

今回、王滝を走ってオフロードの楽しさとテクニック向上へのメリットを再認識しましたので、来年の王滝も是非参加したいと思います!
現地集合となりますが、一緒に参加したい方は、お気軽にご相談下さい!
来年は、もう少し登りが楽になるようにホイールなどの軽量化とグリップとサドルなどの交換をすでに計画中(笑)

また、12月のa.b.c.cupにも参加したいと思っているので、地元千葉でもマウンテンバイクをお気軽に楽しんでいきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ブリッジバイクプロダクツ店主の安田です。幼少の頃から色々な自転車に乗り、五輪を目指して競技に打込んだ時期もありました。他にも中学生の頃は自転車で日本一周をした経験もある、根っからの自転車好きです。千葉県松戸市出身